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福太郎の健康豆知識
秋の夜長の睡眠特集
眠くなったから眠る、というのはごく当たり前の行為のように思えますが、実はそこには身体のさまざまな機能が働いているのです。
十分な睡眠をとることは、健康のためにも大変重要です。
そんな睡眠についての知識をご紹介します。
なぜ眠くなるの?
私たちは普通、夜になると自然と眠くなり、朝には自然と目覚めます。 これは人だけではなくすべての生物が持っている脳の中の時計、「生体時計」が働いているからです。 また、体温は明け方に最も低くなり、日中には上昇、夕方にかけてピークを迎え、また下降していくものですが、 人間は体温が下がり始めると眠くなります。 ここでいう体温とは、手足の体温のことではなく脳や腸など体の内部の温度「深部体温」のことを指します。 このように、生体時計や深部体温の影響により、人は眠くなったり目が覚めたりするのです。
レム睡眠とノンレム睡眠
一度睡眠状態に入ってしまえば、目が覚めるまで同じ種類の睡眠がずっと続くのかというと、実はそうではありません。 人の眠りは「レム(Rapid Eye Movement)睡眠」「ノンレム睡眠」という2種類の眠りから成り立っているのです。
レム睡眠
レム睡眠は身体の眠りとされ、脳はその間も活発に働き、1日の記憶の整理を行うと言われています。 夢を見るのは、脳は比較的起きているが身体は眠っているこのレム睡眠の時だそうです。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は脳の眠りとされ、4段階に分かれています。 ノンレム睡眠中にも夢を見ることはあるようですが、あまり印象に残らないことが多く、ほとんど覚えていないそうです。
このノンレム睡眠とレム睡眠を1セット90分周期で繰り返し、一晩に4~5回繰り返されるのが正常の眠りです。
十分な睡眠をとるには
健康維持のためには十分な睡眠は必要不可欠です。 しかし現代社会において、十分な睡眠時間をとらない人が年々増えています。以下の点にこころがけ、しっかりとした睡眠をとりましょう!
睡眠をしっかりとるためのポイント
【昼夜のメリハリをつける】
・日中は適度な運動をしましょう。
・太陽光にあたるようにしましょう。
・昼寝をする時は30分以内で午後3時以降はしないようにしましょう。
【起床時間を一定にする】【就寝直前の入浴温度はぬるめに】【就寝前の酒・タバコは控える】【就寝4時間前からはコーヒー・紅茶などのカフェイン飲料を控える】【眠りやすい環境を作る】
・部屋を暗く、静かにし、快適な温度・湿度にしましょう。
・部屋を暗く、静かにし、快適な温度・湿度にしましょう。
・通気性・吸湿性のよい寝衣を身に着けましょう。
フトンの効果的な干し方
・天気のよい日に片面1.5~2時間ずつ両面干しましょう。
・湿気の無い日の10:00~15:00の時間帯がベスト!
・側生地の色あせを防ぐため、カバーシーツを付けたまま干しましょう。
・干したフトンを取り込むときバシバシ叩きすぎるのは×! 軽く叩くか、手でほこりを払う程度にしましょう。叩く代わりに掃除機でほこりを取るとハウスダストが減少します。